屋外で使う防水防塵の基準

💧 IP66とIP67の違いとは?防水・防塵性能を正しく理解する

おはようございます。
アシストユウの小幡です!

今日も記事をお読みいただきありがとうございます。

今回のテーマは「IP66と67って何が違うの?」ということで、
現場でよく「IP66とIP67ってどっちが強いの?」「67なら完全防水なの?」という質問をいただきます。
実は、この IP規格(国際電気標準会議 IEC による保護等級) は、ただ数字が大きいほうが上位性能というわけではなく、それぞれに特徴があります。

IPって色々ある

🔍 IP規格とは?
「IP」は Ingress Protection(侵入保護) の略で、
機器が ほこりや水にどれくらい強いか を示す国際規格です。
• 最初の数字(防塵等級 0~6) … 固体(ほこりや砂)に対する保護
• 2つ目の数字(防水等級 0~8以上) … 水に対する保護

📊 IP66とIP67の違い(比較表)
等級 防塵性能 防水性能 特徴
IP66 最高等級:完全な防塵 あらゆる方向からの強力なジェット噴射に耐える 雨風やホース洗浄に強い。屋外機器で一般的
IP67 最高等級:完全な防塵 一定時間の水没に耐える(通常1m深さで30分) 水没環境に強いが、ジェット噴射には必ずしも耐えられない

💡 現場での使い分け
ここが重要なポイントです。
• IP66 → 高圧洗浄や豪雨など、「水が勢いよくかかる環境」に強い
• IP67 → 一時的に「水に浸かる可能性がある環境」に強い
つまり、必ずしも「67の方が優れている」とは限らないのです。

🏗 MICSの考え方
移動式ネットワークカメラ「モニタリングミックス」通称:MICS(ミックス)では、現場環境を考慮してIP66での構成を基本としています。
理由は、
• リニアや建設現場では「雨・粉塵・清掃用ホースの水」が主なリスク
• 長時間水没するケースはほぼない
• 67よりも66の方が「ジェット噴射に強い」ため現実的
つまり、「防水=水没対応」だけでなく、実際の使用環境に合った保護等級を選ぶことが重要なのです。

まとめ
• IP66 → 粉塵完全防止+強力な水の噴射に耐える
• IP67 → 粉塵完全防止+短時間の水没に耐える
• 数字が大きいから万能というわけではなく、それぞれ得意分野がある
• MICSでは現場環境を踏まえ「IP66」を採用し、実用的な耐久性を確保している

次回は「IPってそもそもなんなの?」について詳しくご紹介します!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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現場からは以上です。

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