見た目と中身が全く違うSIMとは?

おはようございます。
アシストユウの小幡です!
今日もお越しいただき、ありがとうございます。
今回は、「そもそも個人も法人も元のキャリアは一緒だよね?」という疑問にお答えします。
MICSや業務カメラを運用する中でよく聞かれるこの質問――
たしかに、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天と、使っている回線は“見た目上”同じです。
でも、実は“中身”はまったく違うことがあるんです。
見えないからこそ分かりずらい
見た目は同じ「docomo回線」でも、実際には“使い方で別物”になる
SIMカードに表示されている回線名(例:docomo、auなど)が同じでも、
通信の優先順位・帯域・ルート・契約構造がまったく違うことがあります。
違いが出る要素は主に以下の3つ:
① 通信の「通り道」が違う(ネットワーク構成の違い)
• 個人向け格安SIM(MVNO):キャリアから「帯域の一部」を借りて、自社サーバーを経由してネットに接続
• 法人向けSIM・キャリア直契約:より太い帯域 or キャリアの中核ネットワークに直接接続
その結果:
✅ 同じdocomo網でも、昼休みや夜はMVNOだけ激遅
✅ 法人SIMは混雑しても速度が落ちにくい
といった違いが生まれます。
② 「IPの仕組み」が違う=MVNOは“仮想空間”で動いている
MVNOでは、「プライベートIPアドレス」を使って通信の空間を構築する仕組みがよく使われます。
これはどういうことかというと:
• インターネットと直接つながっていない“クローズドな通信空間”
• SIM同士のやりとりや管理がしやすい
• ただし、外部から直接アクセスできない・ポート制御が必要
つまり、通信は可能でも、「空間が作られていないと使えない」ケースがあるということです。
③ サポート・通信保証の内容も違う
• MVNOの多くはベストエフォート=保証なし
• 法人SIMでは帯域保証・固定IP・VPN対応などがあり、
事業向けの安定性が確保されているケースが多い
この点でも、見た目が同じキャリアでも“通信の品質・安心感”は別物になります。
よくある誤解:「docomo回線だから安心」という思い込み
たとえば移動式ネットワークカメラ「モニタリングミックス通称:MICS(ミックス)で、
• 「ドコモ系の格安SIMを使ってるから大丈夫だと思った」
• → 実際は「通信が不安定」「画像が遅延」「通知が来ない」
といったトラブルが起こることもあります。
なぜかというと:
回線がドコモでも、
“MVNOなのか?” “法人契約なのか?” “IPの空間設計はどうか?” が通信品質に直結するからです。
まとめ:見た目が同じでも、“通信の中身”は大きく違う
通信は目に見えません。
でもその中では、「誰が、どこを通って、どこまで使えるか?」という設計が全く違います。
だからこそ、MICSのような業務用システムでは:
✅ 回線名ではなく「中身」で選ぶ
✅ 空間設計(IP制御)まで理解して使う
✅ “通信が安定する環境”を最初から構築する
これが、止まらない・遅れないシステム運用のカギになります。
次回は、「そもそもIPってなに?」についてご紹介します!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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