日本人のプライバシーに厳しい問題

おはようございます。
アシストユウの小幡です!
今日もお越しいただき、ありがとうございます!

今日のテーマは「日本ってプライバシー厳しいよね?」です。

みなさんも、日常の中で「日本ってプライバシーにすごく敏感だな」と感じることはありませんか?
実は、日本人がプライバシー意識を強く持つようになった背景には、大きく分けて3つの要因があると言われています。
それぞれ順番に見ていきましょう。

まず1つ目は、文化的要因です。
日本には昔から「内」と「外」をしっかり分ける文化があります。
ここでいう「内」とは家庭や親しい身内などのこと、「外」とはそれ以外の社会や他人を指します。
この「内」の領域を大切にする気持ちが強いため、外部から干渉されると、とても嫌な思いをするわけです。
さらに日本人は「恥」の意識が強いとも言われます。
たとえ周りの人が「別に恥ずかしいことじゃないよ」と思ったとしても、本人にとってはものすごく大事な問題だったりしますよね。
そんな「自分だけの恥を守りたい」という気持ちが、プライバシー意識を高める方向に働いているのです。

続いて2つ目は、歴史的要因です。
戦前や戦中の日本では、特高警察による思想統制や、近隣住民同士による相互監視が行われていました。
その時代、地域の人たちは「誰がどこで何をしているか」をほとんど把握しているのが当たり前だったそうです。
そんな社会が一変したのが1945年の敗戦後。
日本は民主化政策を推し進め、新しく制定された日本国憲法のもとで「プライバシーの保護」が法的にも強化されました。
幸福追求権や表現の自由といった権利が盛り込まれたことで、国民一人ひとりの権利意識が強まったと言われています。

そして3つ目は、法的・制度的な要因です。
2003年、個人情報保護法が全面施行されました。
これにより、企業や行政による個人情報の取り扱いが厳しく規制されるようになりました。
この法律は、欧州のデータ保護法(GDPRなど)から影響を受けて整備されたものです。

さらに、政府による年金情報の漏洩事件などが起こったことで、国民の間で「自分の情報は自分で守らなきゃ」という意識が一気に高まりました。
こうして、日本社会全体でプライバシーに対する考え方がどんどん厳しくなっていったわけです。
こうして歴史を振り返ってみると、なぜ日本人がここまでプライバシーを大切にするようになったのか、自然と理解できますね。

戦前の監視社会から解放され、「自分の情報は自分でコントロールしたい」という想いが生まれた。
そして、信頼して預けたはずの情報が漏洩した経験が、さらに警戒心を強めていった、そんな流れが見えてきます。
ただ最近では、テクノロジーの進化や社会の変化によって、単にプライバシーを守るだけでは難しい場面も増えてきました。
防犯や安全のためには、ある程度情報を共有する必要がある場合もありますよね。

みなさんは、個人情報についてどう考えていますか?
プライバシーを守りたい気持ちと、安全・安心を確保したい気持ち、そのバランスをどう取るか、考えることも大切になってきています。
では、日本人が「プライバシーを少し緩やかに考えられるようになる」ときは、どんな時だと思いますか?

次回は「自分の安心・安全を守るためにするべきこと」というテーマでお話ししたいと思います。
個人情報ももちろん大事ですが、自分の身を守ることもとても大切ですよね。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
次回もぜひお楽しみに!

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現場からは以上です。

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